
「お金を貯めたいのだけど、何からしていいのかわからない。」
と、先日お友達から相談がありました。
お金を貯めたい!家計を見直したい!と思ったらまずすることは家計の「把握」が大事です!!
なぜ家計の把握が必要なのか
お友達のお話で申し訳ないのですが、つみたてNISAをした方がいいと思ってる。生活費を削るなら民間の保険料を下げるしかない。ということも考えているようでした。
でもよくよく話を聞くと、毎月の家計簿はつけてるけど世帯の年収や、貯金見込み額、保険内容もよくわかっていないとのこと。
それでは、つみたてNISAの掛け金を設定しづらいですし、保険の変更が妥当なのかわからないですよね。

家計の状況を知ることから始めないと、小手先の節約だけではお金はなかなか貯まりにくいと思います。
家計の状況の把握
私がいつもやっている方法なので、ご参考にならないご家庭もあるかもしれませんがご紹介します。
家計の総資産を全て洗い出す!

まずは、自分の家計の総資産を全て洗い出します。
私がいつも計算しているのは…
- 現金
- 銀行口座
- 証券口座
- 仮想通貨
- ポイント
- クオカードや商品券
- 電子マネー
- 学資保険
- 実物資産類
などなどの残金を夫や子供の分もぜーーーんぶ集めて計算します。
負債を洗い出す!
借金や、奨学金、ローン、クレジットカード支払い予定金など、負債があれば合計を把握する必要があります。が、うちは今のところ毎月のクレカ払いぐらいなので、あまり計算しません。
一か月の家計簿を作る!

次は、一か月の家計簿を作ります。
うちの場合
収入
- 夫と私のお給料
- 子供手当
支出
- 現金※
- カード引き落とし※
- 家賃
- 保険料
- 幼稚園費
- おこづかい
※現金とカード引き落としの内訳は、食費、光熱費、通信費、日用品費、車両費などです。
とりあえず、一か月の収支を全部計算します。
収入より支出の方が少なければ、とりあえず貯金ができているってことで◎
一年分の収入と支出の計算をする!

一か月の家計簿を作ったら、年間の収支予定の計算をしてみます。
収入
- 夫、私の手取り金額の確認(去年の源泉徴収票にて)
- 子供手当×12か月分
支出
- 家賃×12か月
- 保険料×12か月
- 幼稚園費×12か月
- おこづかい×12か月
- 生活費×12か月
- 特別費(旅行etc)
毎月の家計簿はつけるけど、年間で計算してみる方はちょっと少ないんじゃないでしょうか。
一年単位で収支と貯金予定額を把握すると、全体がイメージしやすくておすすめです。
余談ですが、家賃×12か月の金額を出してみたら、結構な額を支払ってるんだなって改めて思いませんか?
この辺で固定費を下げることのパワーを感じてもらえるんじゃないかなと思うのですが、皆さんどうでしょう(笑)
貯金額の把握
一か月の貯金額×12か月分と、一年分の収支の差額が大体同じであれば、貯金額もだいたいそれくらいになるんじゃないかと予想します。
ボーナスがいっぱいあれば一年分の収支の差額のほうが多いかもしれませんね。それはそれで◎
(ただ、ボーナスはおまけ程度で考える方が私はいいと思ってます。もらえたらラッキーって感じで。)
さらにこちらも貯金額が今後変わらずだった場合、60歳になるころにどれぐらいの金額になるのかもシュミレーションしてみてもいいかもしれません。
【30歳 貯金額50,000円/月】の場合
50,000×12か月=600,000円
600,000×30年=18,000,000円
60歳で18,000,000円貯まることになります。もちろん人生何があるかはわかりませんが。
これが多いのか少ないのか。
もっとテコ入れすべきなのか、浪費を増やしても大丈夫なのか。何か見えてきませんか?笑
家計状況を把握したらわかる事
ど、どうでしょう。
実際やってみてもらえれば伝わるんじゃないかと思うのですが、自分の家計状況を知れば知るほど、シュミレーションすればするほど、これからお金を貯める為には自分はどうすればいいのかとかが、ちょっとずつわかってくると思うんです。
友達の話を例にすると、貯金見込み額なんかがわかればまず、
- つみたてNISAができるのか
- 毎月無理のない掛け金はいくらなのか
- 年間40万円満額を積み立てられるのか
などが見えてくると思います。
保険の見直しについては、公的保険の制度を把握する必要もありますが、生活防衛資金がどれくらいあるのかなどを把握することで、
- 本当に必要な保険なのか
- 今のプランは自分の家計に合っているのかいないのか
- 掛け金の少ないプランでももしもの時、生活が成り立つのか成り立たないのか
などなど、貯金がどれくらいあるかによって保険の見直しができるのか、しない方がいいのかなど、おのずと少しずつ見えてくると思います。
ご家庭によって夫婦別財布だったりで、把握することが困難な場合もあるかもしれませんが、
可能であればとりあえずいろいろなお金の計算をやってみることをお勧めします。

多分きっと家計の見直しのヒントが隠されているはずです☆
お読みいただきありがとうございましたm(__)m

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